令和5年第1回白岡市議会定例会が開催され、出席議員は17名であり、議長が開議を宣告した。
本日の議題では、一般質問が行われ、遠藤誠議員が市民参加の重要性を強調した。特に、子育てや地域社会において、行政の役割と市民の寄り添いの形を議論した。遠藤議員は、白岡市は他市と比べて子育て支援団体の結成が進まない現状に疑問を呈し、その理由を市に問いただした。これに対し、嶋崎徹健康福祉部長は、行政がサークル支援を行っているものの、団体結成には結びついていないと答えた。
次に、一般質問では農業のあり方が取り上げられ、遠藤議員は地域農業法人の推進が必要であると主張した。篠塚淳市民生活部長は、農業法人の土地集積状況を報告し、今後の支援計画について述べた。また、遠藤議員は、持続可能な自然環境について市民が持つ自然観の育成の重要性を訴え、この実現に向けた施策を求めた。
一方、中村匡志議員は、生活保護制度の現状と課題について質問した。特に、厚生労働省が伝えた使用済みおむつの処分に対する指示が各施設に与える影響について議論が交わされた。嶋崎部長は、現在の保育施設における状況を説明し、周知を徹底すると述べた。
防犯対策についても大きな関心が寄せられ、山崎巨裕議員からは公共施設の防犯カメラ設置の重要性とその経費について質問があった。回答として、相川哲樹総合政策部長は、犯罪件数の現状及び公共の安全確保のための施策について述べた。また、LED化事業による省エネの成果と、さらなる公共施設のLED化への取り組みも強調された。すべての議論の中で、住民の安全と安心の確保が強く求められていることが明らかになった。
この定例会は全日程を終了し、今後の議会や行動において、市民の生活を支える重要な課題に対応する方針が示された。