令和2年第4回白岡市議会定例会が9月24日に開催され、
議長不信任決議案の審議が行われた。
本議会において、議長不信任決議案が不適法であるとの指摘があり、
中村匡志議員がこれに関する動議を提出した。
動議の中で、中村議員は地方自治法における規定を根拠に議長に対する不信任決議案が
法律の範囲外であると主張した。
遠藤誠議員は、議会としての権限を行使するもので違法性はないとの考えを示した。
議論は拮抗し、最終的に動議は否決された。
一方、議長不信任決議案が可決されたことを受け、
遠藤誠、加藤一生、石原富子、斎藤信治及び野々口眞由美議員に対し、
懲罰動議が提出された。
これは、議会の品位を損なう行為であったとして、
中村議員がその理由を説明し、審議が行われた。
懲罰特別委員会による審査の結果、懲罰を科すべきでないとの
意見が多数を占め、可決された。
また、市の財政と行政評価制度に関する総務常任委員会の報告が行われ、
小規模特認校及びコミュニティ・スクール、
新土地利用についても委員会からの報告が行われた。
さらに、この日には藤井栄一郎議員及び井上日出巳議員が
辞職する旨を議会に届け出、その辞職が許可された。
これにより、白岡市議会は新たな議員を迎える準備となる見通しである。
議長の座を巡る議論や懲罰動議は、
白岡市議会の運営に大きな影響を与え、
今後の議会活動に注目が集まる。