令和3年第4回毛呂山町議会定例会が12月2日に行われ、活発な議論が交わされた。
日程には、町政に対する一般質問があり、議員たちがそれぞれの関心事項について町長や関係者に質問を行った。
村田 忠次郎議員は、コロナウイルス感染症に関する状況を踏まえ、町の桂木ゆずの六次産業化の進捗状況について質問した。村田議員は言う。「新たなオミクロン株の影響が広がっている中、町としてどのように桂木ゆずの六次化に取り組んでいるのか。」渡邉 昭産業振興課長は、「桂木ゆずブランド協議会を発足し、一連の取り組みを進めている」と説明した。さらに、「町内の菓子製造販売業者が手がける焼き菓子『桂木の真珠』も人気です」とも付け加えた。
次に小中一貫教育プロジェクトについても村田議員から質問が寄せられた。「子供たちの交流の場が少なかった昨年度、教育委員会はどのように取り組んできたのか?」との問いに、土屋 浩一学校教育課長は、「今年度は各学校での交流活動を再開し、地域との連携を深めています。」と答えた。
また、被災地浪江町への支援活動を通じた学びについても議論が交わされた。大野 勉総務課長は、「毛呂山町は浪江町への支援を続けているが、今後も適切な支援を考え、支援体制を構築する考えです」と述べた。議員は方向性を確認し、効果的な支援を求めた。
最後に、川角駅周辺整備事業の進捗状況についても言及があった。「一日でも早く協議会を立ち上げる必要がある」と意見が出され、必要な手続きを進めるよう町長に要望があった。
本定例会を通じて、町議会では住民の福祉や教育、経済の持続可能性についての関心が強厚く示された。行政側はこれらの意見を尊重し、今後の施策への反映を約束した。町民生活の質の向上につながる施策の実施が期待される。