令和4年第1回毛呂山町議会定例会が開会した。
出席議員は14名で、議長は会議を即座に開いた。初めに、会議録署名議員の指名が行われ、堀江快治議員、神山和之議員、下田泰章議員が指名された。
次に、長瀬衛議会運営委員長が会期の決定について報告した。今期の定例会は、3月1日から3月16日までの16日間と決定された。特に、一般質問は3月2日から4日まで行われる。
また、議案に関する説明が行われ、会期中のスケジュールについて詳細に説明された。3月7日には議案の提案説明と質疑が予定されている。
井上健次町長が挨拶し、東日本大震災から11年が経過したことに触れ、犠牲者への哀悼を表明した。さらに、最近の強い地震発生に伴い、自主防災組織の設立を推進する方針を示した。
また、町長は新型コロナウイルス感染症の状況についても言及し、感染が拡大している現状において町民に協力を要請した。
新年度に向けた財政状況も説明され、令和4年度の一般会計予算は98億8,000万円にのぼると報告された。これについて、町税はほぼ横ばいながらも、地方交付税は増加する見込みであるとし、歳出においては少子高齢化に伴う社会保障関連費の増加が懸念されているとした。
さらに、町の重要施策として、若い世代の定住促進、少子化対策、福祉関連事業の充実、新型コロナウイルス対応策などが挙げられたことが強調された。特に、若い世代には奨学金の返還支援を行い、出産に対しても記念品を贈呈する事業を新たに実施する計画が示された。
そのほか、公共施設の改修や水道事業の整備についても触れられ、町民の生活環境に直接影響を与える取り組みが予算に盛り込まれていることが確認された。