令和3年第3回毛呂山町議会定例会が9月1日に開会した。
議会運営委員長の長瀬衛議員が、会期を9月1日から16日までとする決議を報告した。これに異議は出ず、議会の運営については円滑に進む見通しである。まず、般の報告として川角駅周辺整備事業に関する陳情が提出された。さらに、沖縄戦に関連する陳情もあり、これらが各委員会に付託される予定である。
町長の井上健次氏が、議会を迎えた挨拶を行い、新型コロナウイルスの感染拡大が続いている現状を報告した。議長から発言を受けた井上町長は、全国的に感染者数が増加し、医療崩壊の懸念があると強調した。また、ワクチン接種を継続し、住民の安全を第一に考慮することを表明した。さらに、東京2020オリンピックでの町出身選手の活躍を称賛し、町民に明るさをもたらしたことを紹介した。
新型コロナウイルス関連の施策について、町ではキャッシュレス決済サービスの導入を計画している。令和4年1月からの稼働を目指し、住民サービスの向上を図る方針だ。また、養育支援や子育て世帯への生活支援給付金の支給が進んでいることも報告された。このほか、公共施設の改善工事や、地域資源の整備に関する情報も共有された。
議案としては、条例改正や補正予算の提案が22件あり、慎重な審議が求められている。議会は9月2日及び3日に町政に対する一般質問を行い、町民の声を直接議会に届ける機会が設けられる予定である。議会は今後も市民への説明責任を果たし、町政の透明性を保つよう努める方針だ。そのため、全議員は会期中、各案件に真摯に向き合っていくことが求められるだろう。