令和4年12月5日に毛呂山町議会定例会が開かれ、出席議員14名が参加した。主な議題は町政に対する一般質問で、特に荒木かおる議員からの様々な提案が注目を集める。
荒木議員は最初にウィズもろやま福祉会館へのエレベーター設置について質問した。公共施設のバリアフリー化は高齢者や障害者の利用を考慮し、必要不可欠と強調した。福祉会館長は、エレベーター設置には多額の費用が必要であるが、緊急防災・減災事業債の活用などで財源を確保したいと述べた。
次に、医療費無償化についても問題提起した。高校生までの医療費無償化は町の子育て支援を充実させる上で必要であり、多くの自治体が導入を進めている実態を紹介した。子ども課長は、厳しい財政状況を理解しつつも、県内の事例を参考に前向きに検討していく意向を示した。
さらに、フリーマーケットの定期的な開催についても提案した。資源の再利用に繋がり、町の活性化やにぎわいの創出に寄与する可能性があると語り、生活環境課長は関連する市町村の実施事例を見本に、今後の開催を検討する考えを示した。
最後に、自治体DX推進施策についての議論が行われた。町はデジタル技術を活用し、行政手続のデジタル化を進める必要があると述べた。企画財政課長はLINEを利用したオンライン手続きの導入を検討しており、住民サービスの向上に寄与することを期待している。
この会議では、地域住民や若者世代への配慮が強く表れ、その進展に期待が寄せられた。今後の取り組みが町の活性化や住民の生活向上にどのように貢献していくのか注目される。