毛呂山町議会は、令和元年第4回(12月)定例会を開催した。
出席議員は14名であり、本日の会議は円滑に進行した。議長の長瀬衛氏により、まず、会議録署名議員の指名が行われ、岡野勉議員、小峰明雄議員、髙橋達夫議員が選任された。
続いて、小峰明雄議会運営委員長が会期の決定について報告を行った。定例会の会期は、12月2日から12月6日までの5日間とすることが全員異議なく決定した。これにより、一般質問や議案の質疑・討論・採決などが行われる予定である。
また、今定例会では、数つの重要報告も行われた。町長の井上健次氏は、台風19号の影響について述べ、町の対応を評価した。台風による影響で毛呂山町では363ミリの雨量が観測され、町内で4つの河川が越水した。この結果、831人の避難者を受け入れ、人的な被害が抑えられたことが強調された。
加えて、井上町長は東京2020オリンピックについても言及した。毛呂山町出身の瀬戸大也選手が日本選手権水泳競技大会で優勝し、東京オリンピックに向けた支援体制を整える意向を示した。このように、町の状況についても次々と報告がなされた。
さらに、町の各事業進捗状況についても説明がなされた。今年度着手した基幹システムのクラウド移行が完了し、経費削減が見込まれる。また、川角小学校内の学童保育所が令和2年4月に開所予定であることや、水道事業の進行状況など、各分野で実施している施策についても詳細が述べられた。
最後に、井上町長は今後の議案の提案数を告げ、慎重な審議を要請した。今回提案されたのは、市町の条例改正、補正予算、人事案件を合わせて9件である。議会として速やかな決定が求められている。