令和4年第1回毛呂山町議会定例会が令和4年3月3日、開会されました。
今回の定例会では町政に対する一般質問が中心に行われ、議員らは住民生活に直結する問題に関して議論を交わしました。
特に、千葉 三津子議員は「住居支援の強化」について質問し、急増する住居確保要配慮者への支援が求められています。これに対して、山口 貴尚まちづくり整備課長は、新たな住宅セーフティネット制度の導入を説明しました。この制度は、登録賃貸住宅の提供や入居支援を目的にしており、居住支援団体との連携を進めているとのことです。
さらに、児童虐待の実態に関する質問もあり、小川 賢三子ども課長は現在の状況把握の必要性を強調しました。実際に2021年までの警察からの児童相談所通告件数は前年に比べて増加しており、児童虐待防止のための情報共有と連携の重要性が再認識されています。
また、自販機リサイクルへの異物混入を防ぐ取り組みも議論されており、皆川 謙一郎生活環境課長は新たな取り組みを導入する意向を示しました。特に、検証されたリサイクルボックスの業界統一仕様を目指し、今後の進展が期待されます。
このように、議会では町民の生活に関連する重要な問題が多く取り上げられました。町政運営における住民参加の姿勢が求められる中、住民とのコミュニケーションを深めながら施策を進める必要があるとの意見も出されました。これに対して、井上 健次町長は「住民主役の毛呂山づくり」を基本方針としていると述べました。
また、今回の定例会では副町長の退任も報告され、町の方向性が今後どのように変わるのかが注目されています。今後の住民側との連携をどう強化するのか、町の成長に向けた今後の施策が期待されます。