令和2年3月の毛呂山町議会定例会では、町道整備や維持管理に関する議論が活発に行われた。議員からは町民の生活に深く関わる道路の整備状況についての質問が相次いだ。
神山議員は、町道整備の予算が令和元年度より約9,600万円減少している点を指摘し、その理由を尋ねた。これに対して、山口整備課長は予算編成の段階で現地調査や査定後の額を積み重ねたためだと説明した。いわゆる急ぎの修繕や危険個所の修繕が優先的にされているが、今後予算をより有効活用するための工夫を検討していくと述べた。
また、私道についての質問もあり、議員からは位置指定道路の件数についての質問が出され、305件の位置指定があると回答。さらに、その道路について町民から苦情があるかについても問いかけた。
次の質問では、町道に関して、特に埋設物の存在がその維持管理に与える影響を取り上げた。議員は適切な基準を設け、実効性のある案を設けて効果的な維持管理を行う必要性を強調した。
さらに、新型コロナウイルスに関連する取り組みについても言及され、保健センターでは町内の公共施設での予防対策を行い、住民への情報発信を強化していることを報告した。各施設での対応や取り組みの重要性が指摘され、住民からの不安を解消するための努力が求められた。
最後に、神山議員は周囲の状況を配慮しつつ、子供達の教育環境や健康を守る取り組みも大切であるとまとめた。議会の様子からは、議員たちが町民に寄り添った思いを持ち、問題解決に向けた具体的な行動を期待していることが伺える。