令和6年6月5日、毛呂山町議会は第2回定例会を開き、議員による一般質問が行われた。この中で、佐藤議員は町の森林整備計画や川角駅周辺整備について、具体的な進捗を求めた。特に森林整備計画では、地域の森林資源保護と利用について詳しい説明があった。
森林整備計画に関して、山口貴尚産業振興課長は、目指すべき森林の姿として水源涵養機能を挙げた。意向調査が進んでおり、結果をもとに施策を展開する案を示した。適切な保育や施設整備を行うことで、森林機能の向上を目指していると強調した。
また、川角駅周辺整備についても言及された。大畑俊文まちづくり整備課長は、南側駅前広場の詳細設計が進行中であり、地権者との協議も行われていると説明した。今後の進め方についての具体的な質問にも応じ、新たな施策を展開していく考えを示した。
さらに、町の子育て・福祉施策についても質疑があり、平野隆議員は幼児教育の支援に焦点を当てた。髙橋達夫議員からは、町の財政状況とそれに伴う支援策についての質問がなされた。福祉課の田邉和宏課長は、ヤングケアラーの現状と町の取り組みについて、支援窓口を設置し、意識向上を図っていると述べた。特に、支援が必要な状況にある子供たちに対するアプローチの重要性が強調された。
また、教育長の髙沢佳弘氏も登壇し、学校統廃合計画における児童生徒の成長に対する期待を語った。さらに、小中一貫教育について、そのメリットや教育方針についても意見を述べた。今後の施策に対する子供たちの意見を反映する仕組みの構築も課題として挙げられた。
この日は、森づくりや学校整備、子育て支援の全体的なビジョンを共有しながら、それぞれの担当からの具体的な進捗状況が報告された。町政に対する一般質問は、町の将来的な指針を決定づける重要な機会であり、活発な意見が交わされた。町長は、各議員の意見を受け、今後の施策を検討していく考えを示した。