令和3年第2回毛呂山町議会定例会が6月3日に開かれ、町政に対する一般質問が行われた。
多くの意見が寄せられ、特に教育や通学路の安全に関する議論が目立った。平野隆議員は、毛呂山町の学校教育について、髙沢教育長の方針や今後の展望を問うた。
髙沢教育長は、少子高齢化や価値観の多様化に鑑み、未来を切り開く人材育成を重視する方針を示した。さらに、教育の質を向上させるため、小中一貫教育を進める考えを強調した。特に、地域との連携を深め、児童生徒が地域に根ざし、たくましく成長できる環境づくりに力を入れるという。小、中学校での保護者と地域住民との意見交換は、教育改革において重要な役割を果たすとされている。
また、通学路の安全対策についても議論が行われた。平野議員が通学路の危険箇所への対応を求め、町が行っている危険度調査や対策について質問すると、町長は関係機関と連携し、必要な改善措置を講じる方針を示した。特に、鶴舞橋の安全対策に関し、過去の事故を踏まえた見直しが必要であると認識していると述べた。
教育や交通安全以外にも、農業振興についての質問もあった。岡野勉議員は、町として軽トラ市の開催や販売場所の確保を提案した。この中で、農家の方々から出荷料の負担や軽トラ市の運営方法に議論が及び、町がその支援をどのように考えているかに焦点が当たった。町長は、軽トラ市が地元農業の活性化につながると期待を述べた。