令和4年第2回(10月)毛呂山町議会臨時会が、10月27日に開催され、重要な議案が審議された。
議題には、一般会計補正予算や水道事業会計補正予算が含まれ、いずれも新型コロナウイルスへの対応が強調された。
井上健次町長は冒頭、感染症対策が新たな局面を迎え、国民生活に改善の兆しが見えると語った。
しかし、物価高や円安の影響が依然残っており、慎重な対応が求められるとの認識が示された。
具体的には、一般会計補正予算として3億2,756万円の追加が予定され、特に電力・ガス・食料品等の価格高騰に対する緊急支援が焦点となった。井上町長は「住民生活に直結する喫緊の課題」と述べ、慎重な審議を求めた。
議案第46号については、佐藤秀樹議員が歳入詳細に関する質問を行い、企画財政課長の小峰一俊氏が具体的な内訳を説明した。新型コロナウイルス対応地方創生臨時交付金が約8,712万円追加される見込みであり、支援の内容に関する透明性が求められた。議案は全会一致で可決された。
続いて、議案第47号では、水道料金の基本料金減免を含む補正予算が提案され、実施方法や予算の内訳についても質疑が行われた。町長はシステム改修に22万円を充てる旨を説明し、こちらも全会一致で可決された。
最後に、議会運営委員会の閉会中の継続調査についても特に反対意見はなく、承認される運びとなった。
議長は、「本日はお忙しい中をお越しいただき、感謝申し上げます。」と閉会の挨拶を行い、議会は午後2時21分に閉会した。