令和4年第1回毛呂山町議会臨時会が開催された。
議題には、町道の路線廃止及び認定、2022年度一般会計補正予算が含まれ、各議案は慎重に審議された。
井上健次町長は冒頭の挨拶で、重要案件の審議を行うことの意義を強調した。特に、町道の路線廃止に関しては、開発許可後の手続きの重要性を再認識していると述べた。
議案第26号の町道の路線廃止については、生活福祉常任委員会での継続審査が行われた。澤田巌生活福祉常任委員長は、様々な質疑に答える形で道埋設の合法性についての確認や、裁判との関係性について説明した。特に、副町長からの説明では、開発許可処分が公定力を持つことから、議決が裁判に影響しないとの見解が示された。
廃止された町道は、大型商業施設「イオンスタイル」に関連するものであり、その処理手続きの遅れについても議員から指摘があった。議論の中で、長瀬衛議員は、廃止手続きが開発許可に影響を与えるとの見解を述べ、より透明なプロセスを求める意見も出た。これに対し、澤田委員長は法的根拠に基づいて問題ないと強調した。
採決の結果、議案第26号は賛成多数で可決された。一方、議案第27号の町道の路線認定については討論が無く、こちらも賛成多数で可決された。
また、議案第29号では、埼玉県の消防大会に向けた補正予算が承認された。大会に必要な資機材購入のための出費を追加したものであり、119万円の増額が決定された。特に、臨時会での議案提出に関しては緊急性が求められていた。
さらには、議会運営委員会の閉会中の継続調査が議題に挙げられ、異議なしという結果で決定された。