令和3年第3回毛呂山町議会定例会が、令和3年9月7日に開催された。議会では、町政に対する一般質問が行われ、特に教育や福祉の充実に関する質問が多く取り上げられた。
小峰明雄議員が町政に対する一般質問を行った。彼は新型コロナウイルスの影響に触れ、医療従事者や福祉関係者への感謝を述べた。特に、毛呂山町ふるさと納税を活用した医療従事者支援策について好評を伝えた。
議案第35号では、毛呂山町個人情報保護条例の改正が提案された。井上健次町長が、デジタル庁設置法に基づく改正の必要性を説明した。質疑では、佐藤秀樹議員が改正内容について詳細な質問を行い、その後の意見交換が続いた。
次に、議案第36号に関してデジタル社会形成を図るための法整備が討議された。この議案に対しても質疑があり、条項の整理についての説明がなされた。岡野勉議員による質問では、デジタル領域における情報保障が議論の焦点となった。
議案第38号の毛呂山町ゆずの里オートキャンプ場条例改正に関しては、使用料の見直しが提案された。髙橋達夫議員が料金改定に関する意見を提示し、議論が交わされた。その中で、町内利用者への特別料金などのスルーが求められる場面もあった。
また、福祉避難所の整備に関連した質疑も多く、災害時の避難所対応について具体的な改善点が議論された。大野勉総務課長が福祉避難所の受入れについて新たな対応策を説明し、各議員からパートナーシップについての意見が述べられた。
全体として、議会は新型コロナウイルス感染症へ対応しつつ、住民の安全・安心を確保する施策の展開を目指していた。議論では、教育施策や地域の福祉、また防災施策においても、住民のニーズに応じたきめ細やかな対応が重要視されていた。議員の意見交換により、今後の施策の改善に繋がる建設的な議論が展開された。