令和4年9月2日、毛呂山町議会において、重要な一般質問が行われた。
議長の小峰明雄氏が開議を宣言し、堀江快治議員が町の企業誘致及び将来像について質問を行った。国際的な情勢やコロナウイルス感染症の影響により、現在の状況を深刻に受け止めていると述べ、地域経済の発展と企業誘致戦略について詳細に問題提起した。
堀江議員の質問に対し、企画財政課の小峰一俊課長は、企業誘致活動を通じて税収と雇用創出を目指し、地域経済の活性化を図っていると説明した。特に、株式会社トーカイの進出が進行中であり、令和5年からの操業開始が期待されると強調した。この企業誘致が町の財政に長期的にどのような影響を与えるかについては、実際に操業を始めた後に精査する必要があるとの見解を示した。
さらに、堀江議員は「もろやま創成舎」の現状と今後の展開についても尋ねた。これに対し、まちづくり整備課の山口課長は、創成舎が町の課題解決に向けた重要な施策を展開していると応答。特に、ふるさと納税事業の強化や再生可能エネルギー事業の拡張を進める計画であると説明した。
教育面でも重要な議論が交わされ、特に不登校の現状が浮き彫りにされた。教育総務課の土屋課長は、特に小学校での不登校児童の増加という問題に直面しており、適切な支援が必要であると述べた。「登校できる環境整備」を通じて、不登校の児童を社会に戻すための施策を強化すると約束した。
また、鎌倉街道上道が国の指定史跡になる見込みについての質問も上がった。歴史民俗資料館の岩下館長は、保存活用計画を策定し、周辺の文化財との連携を強めていく方針を示した。特に、地域住民との関わりを重要視し、教育面でも子どもたちが地元の文化や歴史を学ぶ機会が設けられるよう進めたいと強調した。
会議の最後には、村田忠次郎議員が地域の公園管理について見解を求めた。これに対し、管財課の小峰課長は地域住民との協働による管理の必要性を説きながら、さまざまな方法で地域の活性化に取り組む意向を表明した。