令和6年6月11日、毛呂山町議会は第2回定例会を開催し、重要な議案が審議された。
まず、固定資産評価員の選任については、井上健次町長が提案をし、新たに高木洋氏が選任されることが決定した。
その後、小中学校体育館空調設備設置等工事の請負契約が審議され、堀江快治議員が地域教育環境の整備の重要性を強調した。
堀江議員は、特に「体育館は自然災害時の避難所として重要であることから、速やかなエアコンの設置を求める」と述べた。
審議の中で委員からは、入札における競争原理が働いていない点が指摘され、町の財政負担への懸念も表明された。
次に、毛呂山町でのデマンド交通の導入に関する請願が取り上げられた。
請願者は、高齢者や障害者の移動手段の確保が重要であると訴え、議会内で賛否が分かれる議論が続いた。
その結果、「現段階ではデマンド交通を導入せず、現行の公共交通の見直しを優先する」という結論に至った。
審議後、他の議題として議員派遣や生活福祉常任委員会の継続審査が行われ、全ての議題が決議された。
毛呂山町は、教育環境の整備に対し引き続きの取り組みを求めており、今後の結果が町民にどのような影響を与えるか注目される。