令和3年11月30日、毛呂山町議会定例会が開催された。
今回の会議では、議案の提案や討論が活発に行われた。特に職員及び議員の給与改定に関する議案が重要視され、会期は11日間と決定された。議案第55号においては、町議会議員の期末手当を0.15月分引き下げる条例案が提出され、井上健次町長がその理由を説明した。
議案第55号に対する討論では、岡野勉議員が反対意見を述べ、議員の生活が厳しくなっている状況を訴えた。特に物価の上昇や経済状況を考慮し、議員報酬の引下げは支持できないと強調した。
これに対し、会議では岡野議員の意見を反映しつつも、最終的には原案の通り可決された。議案第56号においても町長や教育長の期末手当を同様に引下げる内容であり、こちらも異議無く可決された。
さらに、議案第57号では職員の給与に関する条例の一部を改正する案が提出された。これも人事院勧告に基づき、職員の期末手当を0.15月分引き下げるものであり、こちらも原案の通り承認された。
井上町長は、新型コロナウイルス感染症に関連した感染状況について安心感を表しつつ、今後も感染防止対策に努める意向を示した。町のワクチン接種率が85%を超えたことも言及され、引き続き接種促進に力を入れる方針が表明された。
また、教育環境の整備や生活支援などに取り組む様子も説明され、今後の事業運営への期待が寄せられた。議会は日々進展する状況を踏まえ、町民の期待に応える施策を模索する必要がある。