令和4年12月7日、毛呂山町議会の第4回定例会が開催され、岡野勉議員の一般質問が行われた。
議員は今年の町づくりの進展を評価しつつ、毛呂山町の小中学校のあり方や出前講座の開設について意見を述べた。特に、教育環境の改善については強い関心が寄せられた。
岡野議員は、毛呂山町小・中学校のあり方検討委員会の活動状況を問いただし、さらなる情報の提供を求めた。井上健次町長は、学校の再配置についての基本的な考えを示し、学校の集約後に利活用を検討していくことを強調した。議員からは、将来的なハード面の資料提供をさらに充実させるよう要望が寄せられた。
次に出前講座の設置について議論され、行政からの説明が求められた。井上町長は、町民との対応強化を図るために出前講座を実施していることを説明した。しかし、岡野議員は、なぜ町民のニーズを反映した形で提供できていないのかを指摘し、町の取り組みを再評価する必要性を訴えた。
また、自治会館の防災拠点化に関する質問もあり、災害時の住民の避難所整備について、具体的な計画を示すよう求めた。町側は、既存の施設を利用した対応を検討しているとのことだ。このように、町民の安全を確保するための施策が重視されている。
小峰明雄議員は、教育環境の充実や観光施策についても質問を行い、現状の改善提案を強調した。特に、教育環境における子どもの快適な環境作りとしてのエアコン設置について、町長は必要な調査を行うと約束した。さらに、観光施策の見直しについては、地域の特色を活かした施策が求められるとし、特産品を積極的にPRしていく意向を示した。
最後に、高齢者福祉の充実に関する議論があり、特に地域とのつながりを重要視する意見が多く出された。高齢者の健康寿命を延ばすためには、地域ぐるみの取り組みが不可欠であるとの意見が一致した。
毛呂山町議会は、今後も地域のニーズに応じた施策を進め、町民の生活向上に寄与することを目指している。