令和4年第3回毛呂山町議会定例会が、9月1日に開会した。
本会議では、議員14名が出席し、定足数が整ったことが確認された。
町長や副町長も参加し、会議は円滑に進行している。まず、議長が会議録署名議員を指名し、村田忠次郎議員、岡野勉議員、髙橋達夫議員が名を連ねた。
その後、会期の決定が議題に上がり、議会運営委員長の長瀬衛議員が報告を行った。長瀬議員は、8月22日に開催した議会運営委員会における議論を基に、定例会の会期を9月1日から20日までの20日間とすることを提案した。
議論の結果、全員異議なく会期が決定した。この会期中には、一般質問や様々な議案の審議が行われる予定だ。
次に、諸般の報告が行われ、井田敏美氏から「中国共産党による臓器収奪の即時停止ならびに人権状況の改善を求める意見書の提出に関する陳情書」が提出された。また、監査委員から実施検査の結果が報告され、教育委員会から事務事業点検評価報告書が提出された。これらの報告書は事務局に保管され、随時閲覧可能となっている。
町長の井上健次氏は、新型コロナウイルス感染への対策や、7月12日の記録的短時間大雨による災害への対応について謝意を述べ、町民の安全を第一に考えていると強調した。特に、71mmの降水量の影響で避難所を設置したことも触れられ、町としての適切な災害対応が求められている。
また、町民レクリエーション大会や産業まつりの中止についても言及し、安全面を優先する姿勢が示された。
井上町長は新型コロナウイルスワクチン接種を継続的に行っており、今後も新たなワクチン接種に向けた準備中であると説明した。町の情報システム強化や地元公共交通機関のマスタープランの策定についても触れ、持続可能な交通確保に努めていることが明らかになった。
さらに、教育面においては、小中学校におけるネット環境の整備が進んでおり、特に新型コロナウイルスの影響を受けている児童生徒の学びを継続させるための施策が強調された。こうした取り組みが進められ、町民の生活支援につながることが期待されている。
次回の本会議は9月2日であり、町政に対する一般質問が行われる予定である。議会の運営と議案審議が順調に進むことが期待される。