令和5年第4回毛呂山町議会定例会が12月1日に開催され、議案の審議が行われた。
今定例会では、町長から提出された議案の中でも、毛呂山町議会の議員報酬に関する条例改正が注目を集めた。井上健次町長は、「議員の期末手当を年間支給率を0.1月引き上げる」と述べ、その背景には特別職報酬等審議会の答申があると説明した。
次に、町長及び副町長の給与の改正に関する議案も承認された。井上町長は、「町長及び副町長の期末手当を年間支給率を0.1月引き上げる」と発言し、今後の町政に対する意欲を示した。
また、職員の給与に関する条例改正案も審議された。町職員の給料及び手当の規定が見直され、平均1.23%の引き上げが行われることが計画されている。この改定に対して大野勉総務課長は、「最大で8%の改定率を持つ部分もあり、特に若手職員の初任給が大幅に引き上げられる」と説明した。
さらに、令和5年度一般会計補正予算が審議され、歳入・歳出合計で7,578万3,000円が追加されることが決定した。補正予算の目的としては、職員給与の調整や人事院勧告に基づく経費の調整が含まれている。来年度に向けて市職員にとって重要な内容となる見込みだ。
水道事業に関しても補正予算が提出され、井上町長は「県補助金を活用した配水施設の整備」について詳細を報告した。この整備により、安全性が向上することが期待される。水道課の渡邉昭課長は、「漏水事故が多発しており、早急な更新が必要な管路の整備を行う」と補足した。
定例会では、今後の町政に向けた多くの期待が寄せられている。議会は、令和5年12月12日までの会期中に、引き続き町政問題に対する議論を継続することが予定されている。議長は「町民の声をしっかりと受け止め、議論を重ねていく」と残して会期を迎えた。