令和元年第3回毛呂山町議会定例会が、9月3日に開催された。この会議では、町政に対する一般質問が行われ、主に交通や教育、環境についての意見や疑問が取り上げられた。
まず、交通に関する質問があり、特に川角駅周辺整備と西大久保交差点の改良事業の進捗状況が問われた。岡野 勉議員は「川角駅周辺整備と西大久保交差点の進捗状況を教えてほしい」と質問した。これに対し、山口 貴尚まちづくり整備課長は「川角駅の駅舎を南側に移設する計画を立てており、整備の進捗が進んでいる」と述べた。具体的には、駅舎移設による利便性向上と安全対策が強調された。
次に、地域の小中一貫教育についての質問も行われ、教育の進捗状況と住民説明会の開催について意見が出された。岡野 勉議員は「保護者や地域住民との話し合いを充実させるべきだ」と訴え、石田 麻里子教育総務課長は「教育委員会としても情報提供や対話を進めていく」と応じた。教育委員会は、小中一貫教育の実施について地域との協力を重視する姿勢を見せた。
また、プラスチックゴミの削減に関する質問もあり、皆川 謙一郎生活環境課長は「プラスチックごみの発生量は年々増加傾向にあり、対策として、リサイクルの強化や広報活動に取り組んでいる」と説明した。特に、ペットボトルやプラスチック容器の分別リサイクルに力を入れ、町民の理解と協力を求めている。
その他、自主防災組織の強化や地域防災教育の重要性も提起され、町長は「地域コミュニティとの連携を深めながら、住民が主体となった防災体制の整備を進めていく」との考えを示した。議員は、特に高齢者や要支援者の安全対策に関して、より具体的な施策の検討を求めた。
会議は、これらの議題を通じて地域の現状と今後の施策について活発な議論が交わされ、引き続き各議員が町民の声を反映した政策推進を行う必要性が再確認された。