令和4年第4回毛呂山町議会定例会が12月13日、開催された。今回の会議では福祉会館の指定管理者の指定や、教育長の任命について大きな議論が行われた。
特に注目を浴びたのは議案第59号である毛呂山町福祉会館の指定管理者の指定についてだ。「決定した指定管理業者は安定した運営実績があり、平常時から町民サービスを充実させることが期待される。」と澤田 巌生活福祉常任委員長は述べ、採決結果を全員賛成で可決した。
また、議案第60号は教育委員会教育長の髙沢 佳弘氏の再任について、議長からの質疑の後、特に異論はなく賛成全員で決定され、髙沢氏は今後も推進力を持つことが期待される。
加えて、議案第61号においては、国からの出産・子育て応援交付金に基づく補正予算が616万6千円増加する旨が報告された。井上 健次町長は、この施策は「子育て世帯への重要な支援策の一環である」との認識を示した。特に地元住民からは「このような支援が今後継続されるとありがたい」との声が多く聞かれた。
また、請願第1号に関連する討論で、多くの議員が豪雨時の浸水対策に対する見解を述べた。ここでの請願には西大久保地域における豪雨時の浸水被害を防ぐための転倒堰の増設が求められた。自然災害からの地域住民の生命や財産を守る重要な課題であり、「今後の対策は喫緊の課題である」と強調する発言もあった。
請願の内容が採択され、附帯決議も承認された。これにより町当局には、早急な財政支援と地域との対話強化が求められることとなった。
本議会では、豪雨時の対応について慎重な議論がなされ、最終的に地域住民の安心・安全を確保するための決議をすることで閉会した。議長の小峰 明雄氏は、「重要案件についてしっかりとした方向性を示し、今後も議会として地域の支援に努める必要がある」との考えを述べた。