令和5年第1回毛呂山町議会臨時会が5月9日に開会した。議事は14名の出席議員によって円滑に進行した。
仮議席の指定に続き、議長選挙が行われた。選挙の結果、下田泰章議員が圧倒的な支持を受けて議長に選出された。この選挙では、14名中7票を獲得した議長と同数の票を得た下田議員をくじ引きで決定した。
下田新議長は、議場での挨拶において「住民福祉の向上と町民の生活安定のために、議会運営に尽力していく」と強調した。議会の円滑な運営と透明性を重視し、議員らとの連携を図る考えである。
続いて副議長に平野隆議員が選任され、議長を支える姿勢が示された。副議長もまた、議会の発展に寄与する意欲を示した。
議案審議においては様々な重要案件が提案され、特に補正予算に関する議案が注目を集めた。井上健次町長から新型コロナウイルス対策に関連する補正予算4億1185万円を提案され、今年度予算が109億4685万4000円となる見込みである。
この予算案では、低所得子育て世帯への支援が含まれており、対象世帯には約220世帯を想定している。議員からはその具体的内容と影響範囲に関する質問が相次ぎ、特に生活支援に関する施策に関心が寄せられた。
さらに、議会の人事や報告についても議論され、全ての議案について慎重に審議されることが求められた。特に、環境保全や公共下水道など地域に密着した議案が多く、地域振興につながる施策の進展が期待されている。
最終的に、全ての議事が終了し、議会運営を円滑に進めるための基本方針が設定された。下田新議長の下、毛呂山町のさらなる発展に向けた具体的な行動が求められることになった。この臨時会は午後2時40分に閉会した。