令和4年第3回毛呂山町議会定例会が、9月20日午前9時30分に開始された。
本会議では、令和3年度の決算について、主要な議案が一括議題として扱われた。議案第37号、令和3年度毛呂山町一般会計歳入歳出決算認定に関しては、岡野 勉議員が反対討論を行い、令和3年度の歳入が前年対比で17.5%減、歳出が18%減となったことを指摘した。また、非正規労働者の増加や教育への公的支出が低位に留まる現状を批判し、子育て支援や教育支援の改善を求めた。
反対討論に続き、賛成討論もあり、澤田 巌議員は、令和3年度は町を挙げてのコロナ対策に従事し、健全な財政運営が図られたと述べた。このように異なる意見が交錯しつつも、議案第37号は賛成多数で認定されることとなった。
次に、議案第38号、令和3年度毛呂山町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についても、反対者は少なく、賛成多数で認定された。議案第39号、水道事業会計未処分利益剰余金の処分や、議案第40号、水道事業決算認定、議案第41号、農業集落排水事業特別会計決算等に関しては、質疑及び討論は行われなかった。
その後、議案第42号、介護保険特別会計決算認定についても賛成多数で認定。後期高齢者医療特別会計についても同様で、いずれの議案も大きな問題なく可決された。
続いて、町道の路線廃止を議題とする議案第44号については、開発許可に伴う廃止認定に対し意見が交わされたが、最終的には全員賛成で可決となった。また、教育委員会委員の任命に関する議案第45号についても異論がなく採決され、全員賛成で決定された。
すべての議題が終了し、議会運営委員会の継続調査についても異議なしとされ、午前10時26分に閉会の宣告がなされた。今定例会での議論は、コロナ禍での町の対応や、今後の財政運営につながる重要な要素が多く含まれていた。