令和元年第3回毛呂山町議会定例会が9月18日に開かれ、重要議案の審議が行われた。
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例案は、千葉三津子総務文教常任委員長が報告を行い、全会一致で可決された。条例は、臨時職員の待遇改善に資するものであり、選考や採用の条件等も整備されている。議案に対しては、「雇用は会計年度に限られるが、待遇改善は評価できる」との意見が寄せられ、議員らは今後の運用への期待を寄せた。岡野勉議員は「この条例により自治体で働く非正規職員の待遇が改善されることを期待する」と語った。
続いて、毛呂山町森林環境譲与税基金条例案も審議された。生活福祉常任委員長の下田泰章議員は、議案に対して森林整備による災害防止や地域資源の活用について説明し、委員から具体的な面積や今後の運用についての質問が相次いだ。特に、「譲与税に関して、対象森林面積は961ヘクタールで、今後森林台帳の整合性を図る」との答弁があった。
採決の結果、双方の議案は全員賛成で可決した。昨年度の一般会計歳入歳出決算や各特別会計についても同様に審議が進められ、特別な反対意見もなく認定された。また、教育委員会委員の任命や、議員派遣の議題についても承認され、毛呂山町の議会運営は順調に進行していることが示された。
この会議では、今後の議会運営については、閉会中の各常任委員会の調査継続が確認され、9月をもって定例会は終了した。毛呂山町議会は、地域の声を大切にし、透明性の高い議会運営を今後も推進するとしている。