令和5年第2回毛呂山町議会定例会が開催され、主要な議案が審議された。議会では税条例や改修工事に関する重要な審議が行われ、各議員の意見が交わされた。
最初に、議案第25号の毛呂山町税条例の一部を改正する条例についての審議が行われた。井上健次町長が提案理由を説明し、「森林環境税の導入に伴う規定の整備が必要となる」と述べた。これに対し、小峰明雄議員が影響額について質疑し、田邉和宏税務課長は「約800万円の減収を見込む」と応答した。議案は、委員会付託を省略する形で可決された。
続いて議案第26号、庁舎外壁改修工事の請負契約についての議論が行われた。井上町長は契約締結を求め、「適正な入札に基づく」と強調した。しかし、長瀬衛議員が工事の安全対策や騒音振動への懸念を示し、入札金額の不均一さにも言及した。関本建二副町長は、「工事では全ての騒音対策を講じる」として、進行管理の方針を説明。最終的に可決された。
三番目に議案第27号、総合公園体育館屋根及び外壁改修工事の請負契約についても審議された。小峰明雄議員が「過去の雨漏り問題解消を期待する」と述べ、波田裕一スポーツ振興課長が「雨漏り問題を解決する見込み」と答えた。議案は賛成多数で可決された。
最後に、議会運営委員会の閉会中の継続調査が申し出られ、異議なく承認された。議会はすべての議事を終了し、午前10時25分に閉会を宣告した。今回の定例会は、町民の関心の高い議題が多く、各議員の厳しい質問が交わされるなど、町の将来に向けた重要な会議となった。