令和2年第3回毛呂山町議会の定例会が開催され、多くの議案が審議された。
まず焦点となったのは、議案第33号の毛呂山町ふるさと納税基金条例についてである。千葉三津子総務文教常任委員長は本件について、総務文教常任委員会に付託後、慎重に審議を行った結果を報告した。
これに関し、議員からの質疑では「これまでのふるさと納税はどのように扱っていたのか？」や、「使用目的の範囲はどう規定されるのか？」といった意見が上がった。課長の説明によると、ふるさと納税は「自然と共生するまちづくり」をテーマに、緑の基金条例を通じて運用されているとのことだ。近隣市町とのメニュー決定や寄附金の適切な活用についても意見が交わされた。
さらに、令和元年度における各特別会計の決算認定議案についても審議された。髙橋達夫予算決算常任委員長の報告によると、一般会計歳入総額は約103億円、歳出は98億円であり、黒字決済となったことが報告された。反対意見もあり、牧瀬明議員は町民との事前意見交換が不十分であるとの指摘を行い、改めて事業推進の在り方について提言した。
国民健康保険特別会計や介護保険特別会計の決算についても多くの質疑がなされ、特に介護保険に関してはシステム改善の必要性が指摘された。
町道の路線廃止や認定に関しても話し合われ、下田泰章生活福祉常任委員長は道認定と廃止手続きの適正さを報告した。
教育委員会委員の任命案も提案され、町長からの説明がなされた後、議案は全員一致で採択された。