令和3年の毛呂山町議会定例会が開催され、14名の議員が出席した。
まず、定例会では町政に対する一般質問が行われた。小峰明雄議員は、特に教育環境の充実に関する質問を行い、教育長退任者への感謝の意を示した。教育振興基本計画の進捗状況等が問われ、教育総務課長の石田麻里子氏は、計画の達成状況を詳しく説明した。
具体的には、第2期教育振興基本計画の成果について、コミュニティ・スクールを基盤にした小中一貫教育の推進を強調した。また、コロナ禍における教育活動の制限に関しても触れ、引き続き教育の充実に努める意向を示した。
行財政運営については、高橋達夫議員が質問。歳出削減の具体策が求められる中、企画財政課長の大野勉氏は、今後の見直し方針について説明した。特に、平時と有事の際における財政対応の重要性が再認識された。
次に、令和2年度の新型コロナウイルス感染症への対応についても多くの議員から質問が寄せられた。小泉雅昭保健センター所長は、ワクチン接種の計画を具体的に説明し、どうするモデルを基にした迅速な接種体制の整備が進められる旨を述べた。
さらに、千葉三津子議員からは、住民サービスの質の向上について質問があり、新型コロナの影響下でもデジタル技術の活用を進める方針が示された。特に、高齢者向けのデジタル機器活用支援が求められ、積極的な施策が必要とされている。
また、環境課の皆川課長は、家庭ごみの排出状況についてふれ、家庭からのごみが増加している事実を報告した。これを受けて、今後のごみ減量化に向けた取り組みが求められている。
最後に、ワクチン接種や高齢者支援に関する施策が紹介され、町民の健康を守るための包括的な対応が進行中であることが強調された。議員は、今後の施策の充実を求める意見を続出。
有意義な議論が交わされた今回の定例会では、町民の生活や教育、健康に関する問題が多く取り上げられた。今後の毛呂山町の取り組みに期待が寄せられている。