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熊谷市定例会、経済支援策とデジタル化推進を議論

熊谷市の定例会で、経済支援を含む補正予算が承認され、デジタル化推進も重要なテーマに。
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令和4年6月14日に開かれた熊谷市定例会では、様々な市政に関する重要な議題が討議された。

今回は経済や公共インフラに関する2つの補正予算案が中心に議論された。特に、一般会計補正予算は702億5,578万3,000円に達する見込みで、新型コロナウイルスの影響を受けた生活者や事業者への支援が盛り込まれている。新たに埼玉パナソニックワイルドナイツの優勝パレード支援に関する経費も含まれている。

また、水道事業会計補正予算は、新型コロナウイルス感染症が長期化する中での市民負担軽減を図る内容となっており、特に水道料金の基本料金を減免する計画が23,100万円に上る。この措置は、地域の水道事業者の負担軽減にも寄与するものと考えられている。

さらに、一般質問では三浦和一議員が熊谷市におけるデジタルトランスフォーメーションの進捗状況について言及。彼は「日本全体がデジタル化において遅れを取っている」と指摘し、市の取り組みの進捗を求めた。市長は「現在必要な計画を積極的に進めている。特に自治体の情報システムの標準化を進めている」と答弁した。

水道水の品質に関する質問もあり、丸山英道上下水道部長は、「農薬類の検査で昨年度全ての項目で定量下限値未満の結果が出ており、熊谷市の水道水は安心して飲める」と説明した。市民の健康を守るための取組が強調された。

また、学校給食費の問題も取り上げられ、「給食の無償化が求められる中で、熊谷市がどのような支援を行っていくのか」との質問に対し、教育次長の権田宣行氏は「低所得者世帯への支援を重点的に行っており、適正な給食費を検討していく」と答えた。

今回の会議では、市全体が抱える問題に対しての具体的な施策が模索され、議員からの多様な視点が光る結果となった。市政の改善が進む協働が求められていると感じられる内容であった。特に孤独・孤立対策や、デジタルデバイドの解消に向けた具体策の検討が今後の課題として取り上げられた。

議会開催日
議会名令和4年6月熊谷市定例会(第2回)
議事録
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