令和4年9月22日、熊谷市の定例会が開催され、重要議案について審議がなされた。議会では、令和4年度の補正予算や数多くの条例改正案が提案されたことから、議員たちによる活発な質疑が行われた。
特に、一般会計補正予算(第3号)や水道事業会計の補正予算が中心的な議題として挙げられた。福田勝美議長は、「新型コロナウイルス感染症対策を考慮し、議会運営が行われた」と説明した。蔵井くるみ議員は、この補正予算が「地域の生活を支えるための重要な施策である」と強調した。
また、職員に関する条例では、育児休業の取得要件を緩和することが挙げられ、職員課長は「令和3年度の育児休業取得者は、女性職員27名、男性職員3名であり、取得率は女性が100%、男性が10%であった」と述べた。これにより、次世代を担う職員の育成が促進されることが期待されている。
国葬に関する課題も次第で取り上げられた。大山美智子議員は「安倍元首相の国葬に反対し、中止を求める意見書」を提案した。議会では賛否が分かれる中、最終的に採決が行われた。しかし、意見書は否決された。
今定例会では、多くの議案が原案通り可決され、目立つ成果が見られたことが評価された。議長は「全議案が可決されることで、市民サービス向上に向けた意思表示がなされた」と述べた。
小林哲也市長は、「今後の市政において、議員からの意見をしっかり反映させていく考え」と述べ、議会閉会の挨拶を行った。これにより、9月市議会の運営が成功裡に終わったことが報告された。