令和元年9月定例会が開催され、市政に関する一般質問が行われた。議題には自治会の活動に関する問題、運転免許証の自主返納者特典、農地転用許可や学校統廃合問題、さらには公共施設や人権施設の見直し、国民健康保険の赤字削減計画が含まれた。
最初に、28番福田勝美議員が平成28年の自治会への加入率向上を目指す施策について質問した。特に、自治会活動が地域交流や防災に果たす役割を重視した。戸森重雄市民部長は、自治会長に対する研修を含む支援策を説明し、具体的な加入促進施策を継続する旨を述べた。福田議員は運転免許証を自主返納した高齢者への特典についても言及し、埼玉県内でのタクシー割引や支援体制の整備を求めた。
また、農業振興についての質問では、荒廃農地の発生が問題視され、その状況の深刻さが浮き彫りとなった。須永宣延議員は、農地利用の最適化や新規参入者の支援が求められ、行政と農家との連携の重要性を指摘した。特に、菜種やソバを利用した農業振興策に対する期待が寄せられた。
桜井くるみ議員は特定外来生物のクビアカツヤカミキリについて警鐘を鳴らし、観光資源としての桜に対する影響を心配する声を代表して述べた。長期的な視点での適切な対策が必要であると改めて認識された。
最後に、保育士配置に関する問題が取り上げられ、公立保育所の責任と必要性が再確認され、保育士の確保や子供たちへの安全確保について多くの意見が交わされた。