令和3年3月18日、熊谷市議会は第1回定例会を開催し、663億円の一般会計予算案を可決した。この予算には新型コロナウイルスの影響を受けた市民生活を支えるための施策が盛り込まれている。
各議案の中で、特に重要な議題として、熊谷市の一般会計予算が議論され、新型コロナウイルス感染症対策ますます重要性を増している状況を受け、多数の意見が交わされた。
審議で、白根 佳典議員は、予算規模が663億円であることに触れ、前年度比で見た際の税収の減少を指摘し、地方交付税の減少が影響していると述べた。一方、福田 勝美議員からは、市民目線での予算編成がなされていることに賛同する意見が出された。
また、農業集落排水事業、公共用地先行取得特別会計や水道事業など特別会計予算案についても承認され、議会運営の効率化や透明性の確保に向けた取組みが求められた。
また、議題の一つには熊谷市後期高齢者医療特別会計が含まれ、医療保険料の軽減措置にも言及された。市民福祉常任委員会の報告によると、保険料軽減策の変更によりおよそ5000人に影響を及ぼす見込みであることが示された。
さらに、教育長任命についても議案が承認され、野原 晃氏の再任が決定した。今後、新しい行政運営や地域活性化に向けた施策の展開が期待されている。
議会では今後も、熊谷市の経済回復や市民生活の安定に向けて、予算執行をしっかりと見守っていく必要がある。引き続き、新型コロナ対応や各種事業の実施について注視していく方針である。