令和元年6月24日、熊谷市議会は第3回定例会を開催し、様々な議案の審議が行われた。
会議では、令和元年度熊谷市一般会計補正予算(第1号)や熊谷市税条例等の一部改正が提案された。総務文教常任委員長の千葉義浩氏は、「税条例の改正は特に重要で、非課税措置の範囲拡大が含まれる」と強調。質疑では、児童扶養手当の申請が条件になるため、その周知方法が問われた。市民税課長は、リーフレットなどを利用して周知に努めると述べた。
また、議案第80号では、熊谷市特別職の職員に対する報酬が改定され、選挙管理委員会からは、過去の選挙における報酬支給対象者数についても説明があり、合計452人であった。
議案第84号、熊谷市火災予防条例の一部改正も審議され、特定小規模施設の自動火災報知設備設置について質疑が行われた。
予防課長は、現在市内に2軒の民泊施設があり、その適用を明らかにした。
環境産業常任委員長の影山琢也氏は、財産取得の計画として塵芥収集車の入れ替えについても説明。環境美化センターは、年間2台ずつの購入を見込んでいるとした。
新たに設置される特別委員会についても報告があり、議会改革、スポーツ・観光、そして熊谷食文化道の駅(まちづくり)特別委員会の設置が全会一致で可決された。
最後に市長の富岡清氏が、人権擁護委員候補者の推薦について説明し、井田邦男氏の推薦が承認された。市長は、開幕迫るラグビーワールドカップへの期待も語り、今後の市政に対する協力を求めた。