令和3年第2回北本市議会臨時会が2021年4月22日に開催された。
議会では、税条例や補正予算に関する重要な議案が話し合われた。特に、北本市税条例の一部改正が主な焦点となり、議員による質疑が活発に行われた。
市長の三宮幸雄氏は、議案の内容について説明を行った。まず、固定資産税の負担調整措置についてふれ、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた経済状況を考慮していると述べた。
特に、桜井卓議員が挙げた質問では、固定資産税の負担調整措置により、約700万円の影響があるとされ、その補填についても取り上げられた。田中正昭総務部長は、軽自動車税に対しては特例交付金が補填されると答えた。
議案第28号として上程された都市計画税条例の一部改正も同様に承認され、これによって市民に対する税負担の軽減が図られる見込みだ。
固定資産評価員の選任についても議論がなされ、議員の全員が賛成した。
また、令和3年度北本市一般会計補正予算(第3号)についての質疑も行われた。補正予算には新型コロナウイルスによる経済的影響を考慮した内容で組まれており、特に子育て世帯に対する支援が強調された。黒澤健一議員からの質疑に対しては、吉野一副市長が財源の算定について説明した。
最終的に、この臨時会では全ての議案が原案通り承認され、議会は閉会した。今後、市民の生活支援に向けたさらなる取り組みが期待される。