令和5年3月10日、北本市議会において第1回定例会の19日目が開催された。この日、黒澤健一議員による市政に対する一般質問が行われ、北本市の将来に向けた重要な課題が取り上げられた。
黒澤議員は、まず北本市のまちづくりにおける3つの改革を強調した。行政改革、市政改革、財政改革がその要素であり、市民に現実を直視する改革を求めていると述べた。彼は、新型コロナウイルスやウクライナ危機による物価の高騰など、現在の社会的な困難についても触れ、SDGsの重要性を再確認した。
具体的な要旨としては、1つ目として市民参加のSDGs推進体制の構築が挙げられた。市長の三宮幸雄市長は、埼玉県のSDGs官民連携プラットフォームに参加し、市民と共に持続可能なまちづくりを進めていると述べた。さらに、ジェンダー平等の実現や温暖化対策などについても取り組みを強調した。
次に、上尾道路の整備問題が取り上げられた。黒澤議員は、道路の延伸が埼玉県幹線道路網の確立に向けた重要な課題であるとし、延伸に関する最新の進捗を問うた。
また、選挙管理委員の役割に関しても質問があり、明るい選挙の推進や投票率向上の施策について深掘りした。三宮市長は、選挙が公正かつ適正に行われる努力が必要としており、啓発活動の継続が重要だと述べた。
この日は一般質問が続き、岡村有正議員や諏訪善一良議員からも多様な観点で市の課題が提起された。特に孤独・孤立対策や安全安心な街づくりに関する議論が活発であり、議員たちは各種施策を通じた改善の必要性を強調した。
全体を通じて、議員たちからは市政に対する熱意と未来に向けた明確なビジョンが求められた。本日の議会は、議員たちの市の将来を見据えた熱い討論によって、北本市政の一層の進展が期待される進捗となった。