令和5年第4回北本市議会定例会が12月6日に開催され、市政に対する一般質問が行われた。大嶋達巳議員は、公園における遊具の設置状況や課題、PTA活動に対する教育委員会の認識や支援状況、ならびにごみの収集の現状と課題について質問を行った。
まず、大嶋議員は公園について尋ね、市が管理する都市公園101か所に182基の遊具が設置されていると明かされた。都市整備部長の小林照明氏は、「今後も様々な世代が楽しめる遊具の整備に努めていく」と答えた。
続いてPTAについて議論が展開された。草野智広教育部長は「市内の小中学校では99%の保護者がPTAに加入している」と述べ、さらに「家庭教育力向上を目的とした支援を行っている」と強調した。これはPTA活動が地域の教育において重要であることを示唆している。
ごみの収集に関する質問では、近年のごみの分類別処理量が報告され、特にもやせないごみが減少している過去数年の状況が説明された。また、道路等損傷情報収集システムについては、運用状況が報告され、今後の改善が求められるとした。
次に、今関公美議員の一般質問が始まった。彼女は、会計年度任用職員制度における処遇の改善や市営駐車場の電子マネー対応に関する質問を行った。長嶋太一総務部長は「会計年度任用職員は274人で全職員の38.6%を占める」として彼らの処遇改善に向けた取り組みを報告した。
また、今関議員は「生活者にとってのサービス向上を目指し、駐車場の精算機を電子マネーに対応させるべき」と主張し、対応の予定を求めた。
最後の質問セッションは保角美代議員によって行われた。彼女は、ワクチン接種、障がい児支援、犬や猫の適正飼養についての行政の取り組みを取り上げた。特に地域猫の取組に関しては、啓発活動の重要性が再確認され、市民からの意識向上が求められた。