令和元年第3回北本市議会定例会において、交通弱者や高齢者の移動手段確保が重要な課題として浮上した。
桜井卓議員は、市長が掲げた「居場所づくり」と「デマンドバス利用エリア拡大」について質問を行い、若者への運転免許返納が影響を及ぼす中、高齢者が安心して通える居場所の提供が急務であると強調した。
まず、居場所づくりに対する市長の考えを問い、集まれる場があってもアクセスがなければ意味がないと指摘。たしかに、高齢者が西部地域のサロンに参加したいものの、到達できない現状を問うた。
市長は、高齢者が健康で元気に暮らすために居場所づくりを進めているとし、交通手段の確保が重要であると応じ、市の生活支援体制を活用した移動助け合いの必要性を説いた。さらに、地域住民によるボランティア活動の強化を挙げ、高齢者の支援体制を整える考えを示した。
次に桜井議員は、デマンドバスの利用エリア拡大について意見を求めた。隣接する医療機関への延伸を考慮する市長の思惑がある一方で、遠距離の利用消費に伴いおり乗り合い率が低下する懸念も指摘。市民の移動手段確保のために、行政がどのように取り組むのかが焦点となった。
さらに、市のデマンドバスに対する評価が高い中、乗り合い率の向上や予約のとりやすさの改善にも取り組んでほしいと要望した。また、地域住民による主体的な移動手段確保を求め、ボランティア団体との連携を強化することも訴えた。
最後に桜井議員は、学童保育と学校との連携についても言及した。情報交換や心配の声を保護者に伝える必要性が強調され、連携の強化を市教育委員会に訴える場面も見られた。各種支援が地域の高齢者や子供たちのニーズに合ったものであることが求められる中、引き続き市としての検討が進むことが期待される。