令和3年6月14日、北本市議会にて重要な議題が取り上げられた。市政に関する一般質問の中で、新型コロナウイルスワクチン接種の実施状況が焦点となり、高齢者への接種が順調に進んでいることが報告された。特に、松島修一議員からは、65歳以上の高齢者に対する接種が約89.3%の予約率で進行しているとの発言があった。
ワクチン接種における課題として、接種困難な高齢者への支援についても議論となった。包括支援センターや民生委員を通じて、必要な情報提供が行われ、利用者が接種を受けやすい環境づくりを進めていくことが求められた。また、キャンセル待ちの人を募集する体制が整っているかについても質問があり、医療機関での柔軟な対応が重要と強調された。
教育については、北本市の教育委員会が推進するコミュニティ・スクールの取組が評価され、今後も地域との連携を強化することで、教育環境の向上を図ると約束された。大竹教育部長は、地域住民との協働を通じた学校運営が重要であり、今後の取組が期待されていると述べた。
北本団地の活性化に関しても意見が交わされ、特に、若者の移住や地域貢献が大きなテーマとして浮上した。北本団地活性化プロジェクトの進展が報告され、シェアキッチンの開設によって地域の賑わいが生まれることが期待されている。市長は、地域の活性化が多くの可能性を持つことを信じており、引き続き支援を表明した。
また、北本市の市制施行50周年記念事業が計画されており、地域との絆を深めるイベントの実施が検討されている。市民参加型の取り組みを通して、地域の魅力を伝えることが目的とされ、引き続き多くの協力を呼びかけていく方針だ。
更に、今後の経済対策として「プレミアム付商品券」が取り上げられ、実施からの利用状況とその効果についても議論があった。市内経済活性化にとって大きな役割を果たすこのプロジェクトは、今後も継続的な支援が期待されている。