令和4年12月2日、北本市議会の第4回定例会が開かれた。
この会議では、合計19件の議題が上程され、各議案への質疑が行われた。
特に注目されたのが、議案第63号「北本市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定」である。
桜井卓議員はこの議案の重要性を強調し、質疑を展開した。
桜井議員はまず、情報公開・個人情報保護審査会や運営審議会の廃止について、その理由を問い質した。
長嶋太一総務部長は、法改正に伴い国の個人情報保護委員会に機能が集約されたためと説明した。
それに続き、桜井議員は要配慮個人情報についても質問。これには、LGBTなどの特定の情報が含まれる可能性を指摘した。
長嶋部長は、庁内での議論は行われているものの、条例に明記する必要はないとの見解を示した。
更に、エクセルの形式変更における個人情報登録簿と個人情報ファイル簿の違いについても質疑がなされた。
長嶋部長は、従来の登録簿から新たにファイル簿への移行について詳しく説明した。
また、桜井議員は行政機関等匿名加工情報の提案募集についても質問を行い、市は現段階でその予定はないと答えた。
議案第61号から73号までには、各種条例の一部改正が含まれており、質疑なしで通過した。
これには北本市国民健康保険税条例の改正や、選挙運動の公費負担に関する条例が含まれる。
また、議請第5号と第6号に関しても議論が行われ、特に新ごみ処理施設に関する請願は、地域住民の関心が高い事項であった。
議員からは、別の候補地との比較検討を求める意見が出るなど、慎重な審査が必要であることが共有された。
この日は、20名の議員が出席し、議会の運営は円滑に進行された。
この後、全日程が終了し、散会となった。