令和3年12月3日、北本市議会は第4回定例会の4日目を迎えた。
この日の会議では、議案第67号から議案第79号まで、多くの議案が議題に挙げられ、各議員による質疑や討論が行われた。
特に議案第77号の質疑が注目された。桜井 卓議員は、一般会計補正予算について質疑し、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した備品購入が多かった点を指摘した。
桜井議員は「購入する備品が本当に必要なものなのか、無理に使い切ろうとしているのではないか」と疑問を呈した。これに対し、新井 信弘行政経営部長は「適切なものを精査して購入している」と説明した。
続いて議案第79号に関する質疑も重要なポイントである。
この議案では、児童福祉費に対する経費が計上されている。湯沢 美恵議員は「申請方法について、広報やホームページでの周知が中心になるのか」と心配を示した。この点に関して、中村 稔福祉部長は、詳細を国からの指示待ちであるとし、広報を急ぎ行う意向を示した。
さらに、議案第64号についても活発な質疑が行われた。桜井議員は駐車場設置及び管理に関する条例改正について質問した。大島 一秀市民経済部長は、警察との連携が今後重要であるとの説明を行った。
会議は広範囲に及ぶ議題が討論され、最終的にすべての議案が原案通り可決された。議員は市民への周知や情報発信の重要性を再確認し、今後も注意深く対応していくことを強調した。こうした議論は、地域のニーズに応えるための政策決定に反映されることが期待されている。