令和元年9月28日、北本市議会は定例会を開催し、28日間の会期を決定した。市議会は議案を一括上程し、市長からの提案理由が説明されるという重要な議事が進められた。
本定例会では、三宮幸雄市長が「平成30年度北本市一般会計歳入歳出決算の認定について」など23件の議案を提出した。特に一般会計の歳入決算額は197億2,959万1,461円と報告され、そのうち市税は89億3,367万4,610円で全体の45.3%を占めた。
さらに、歳出に関しては民生費の割合が高く、79億4,996万5,859円で、全体の42.1%に達した。次いで、教育費が20億5,879万5,161円で10.9%を占めている。これらの数字からは、財政運営における優先事項が見える。
議案第45号から第66号までも上程され、特に高齢者医療や介護、国民健康保険に関する決算が認定され、これらの特別会計に関連する経費が詳しく説明された。特に後期高齢者医療特別会計においては、歳入決算額が8億8,227万6,968円で、執行率は99.0%となっている。
また、本定例会では「楽器寄附ふるさと納税」が始まり、これにより市内の吹奏楽部における楽器不足の解消支援へとつながることが期待されている。吉野一副市長は、この取組が地域活性化につながることを強調した。
最後に、今回の定例市議会は、市民生活に直結する課題の解決に向けた姿勢が示され、市政の運営において重要な一歩とされている。議会は、これからも市民の声を反映し、私たちの北本をより良いものにするために尽力すると誓った。