令和2年3月の北本市議会定例会が開かれ、市長や議員が市政についての議案や報告を行った。
この定例会では、三宮幸雄北本市長が提案理由を説明し、令和2年度一般会計予算の歳入歳出総額が204億3,900万円であることを報告した。
歳入の大半は市税(86億5,196万円)、国・県支出金(45億3,197万円)であり、予算は前年と比較して2億1,700万円増加している。
市長は特に、東京オリンピック・パラリンピックに関連した市の取り組みを強調した。
11月にはアルジェリアからのパラリンピック選手団の事前トレーニングキャンプの受入協定も締結された。
市は、大会の成功に向けて全力を尽くす意向を示した。
また、総務部関係の報告として、吉野一副市長が公共施設マネジメント実施計画について触れた。
この計画はは公共施設の管理を最適化し、長寿命化を図るものであり、素案の作成が完了し、3月下旬に正式な計画が策定される見通しである。
さらに、議会運営委員会の大嶋達巳委員長が四日市市および北名古屋市での視察結果を報告。
市議会の改革や透明化に向けた取り組みが紹介された。
他市の成功事例を参考にしながら、北本市議会もさらに市民との信頼関係を築くべく進めていく方針を示した。
最後に、議事運営について行政の適正な執行やシームレスな情報発信が確認され、更なる市民サービスの向上が期待される。