令和2年9月27日、北本市議会は第3回定例会を開催した。市長が提出した19議案および報告3件について審議が行われた。
議長は会期を9月29日までの34日間に決定したと報告。続いて、市長提出議案の一括上程が行われ、三宮幸雄市長は議案の内容を順次説明した。主な議案には、令和元年度の北本市一般会計歳入歳出決算の認定が含まれている。この決算では、歳入決算額が212億6,739万円、歳出決算は202億4,018万円と報告された。
今回の定例会では、議会改革特別委員会の中間報告が行われ、黒澤健一委員長が議会活性化に向けた取り組みについて発表した。本委員会は、予算決算の審査方法に関して6回の委員会を開催し、予算決算特別委員会の設置に合意した。予算及び決算の共通審査を目指すこの取り組みは、議会運営の透明性を高めることが期待される。
また、市長からは、市政概要の報告も行われ、新型コロナウイルス対応策の一環として、キャッシュレス決済推進や、地域経済への支援策が述べられた。市の新しい施策に関するフィードバックも受け付けており、市民参加の意義が強調された。
今回の定例会は一連の重要議案を通じて市民生活へ及ぼす影響が大きく、市議会の役割がますます注目される中で行われた。議会の改革への取り組みや新型コロナウイルス対応の方針が市民に支持されるよう、今後の審議に期待が寄せられている。