令和4年第2回北本市議会定例会が開かれ、議会運営や市長からの提案が行われた。
議会は、会期を6月3日から6月24日までの22日間と決定した。
議長は、会議録署名議員に黒澤健一議員と湯沢美恵議員を指名したことを報告した。
市長提出議案では、北本市税条例等の改正案や人権擁護委員候補者の推薦などが含まれた。
三宮幸雄市長は、この会議で9議案と報告が提出される旨を説明した。
特に、北本市税条例等の改正については、貯留機能保全区域に係る固定資産税の特例措置の新設や、個人の市民税の住宅借入金等特別控除の適用期間を延長することが盛り込まれていることを伝えた。
また、補正予算案では、228億1,891万円の予算に対し、4億9,250万円の追加も行われることが示された。
特に注目されたのは、社会福祉や子育て世帯への支援が含まれ、具体的には、住民税非課税世帯や低所得世帯への特別給付金事業についての経費が計上されている。
吉野一副市長の市政概要報告も行われ、令和4年度第1・四半期における活動が振り返られた。特に、市の広報企画が全国規模のコンクールで高く評価されたことが強調された。
新型コロナウイルス感染症対策についても報告され、ワクチン接種の進捗状況や助成制度の改善が発表された。新たな福祉課の設置や、ウクライナ人道支援募金による取り組みも紹介された。
このように、市議会の活発な議論と諸施策の提案を通じて、地域課題の解決に向けた取り組みが継続的に推進されていることが確認される。
最後に、工藤日出夫議長が全体の進捗を総括し、議会が散会したことを報告した。