令和3年第1回北本市議会定例会が3月16日、開会した。
本日は、市政に対する一般質問が行われ、多くの議員が様々なテーマについて質疑を行った。特に松島修一議員の質問においては、上尾道路の進捗や北本市の農業、教育についての課題が議論された。また、所有者不明土地についても取り上げられ、地域問題への関心が高まっている。さらに、新型コロナウイルスの影響下での教育環境についても質問が続いた。
上尾道路について、松島議員は、地域住民の声を代弁しながら「上尾道路は北本市発展の鍵である」と強調。特に、煩雑な工事の進捗や説明会の未開催が課題であるとし、市の進捗状況を把握することの重要性を訴えた。これに対して、大島一秀都市整備部長は、国が計画する上尾道路の進捗状況を説明。整備が遅れている理由について、地元住民との調整や事情に言及し、理解を求めた。
北本市の農業についても、松島議員はその現状と活性化策を求めた。松島議員は、「高齢化や後継者不足が進行する中で農業の活力を高める必要がある」と指摘。田中正昭市民経済部長は、農業経営状況調査の結果を報告し、農業を支える施策や新規就農者への支援が求められていると述べた。一方、農業ふれあいセンターの活動も見直され、農産物のPR活動が行われていると説明。
新型コロナウイルス関連では、教育環境やいじめ、不登校の課題が取り上げられた。大竹達也教育部長は、「コロナ禍の影響を受けており、児童生徒への教育支援を一層強化していく」と述べ、安全な学び舎の確保に尽力することを誓った。さらに、松島議員は「今後は市民の声を反映し、施策を進めるべきである」と強調し、地域住民との対話を求める姿勢が示された。
また、岡村有正議員による通学路の安全対策への意見も重要視された。市は、交通安全のために警告標識や信号機などの設置を行い、市民の安心安全に貢献し続けると約束した。