令和3年9月26日、北本市議会において、定例会が開催された。
議会は、感染拡大の深刻さを受け、スケジュールの大幅な変更を行った。北本市では新型コロナウイルス感染症の第5波が進行し、8月25日現在で530人の感染者が確認されている。特に、急激な感染拡大が続いており、234人が8月に報告された。この状況に対し、工藤日出夫議長は、市民への感染防止の協力を求めた。
今回の定例会では、市議会はコロナウイルス感染拡大を受け、「市政に対する一般質問を取りやめる」決定を行った。議会の役割が重要視され、感染防止策を講じながらも、本会議での市長提出議案や請願に対する審議が実施される。
また、三宮幸雄市長は、議会に提出された令和2年度一般会計歳入歳出決算に関して説明した。歳入決算額は290億4,257万1,74円、歳出決算額278億5,291万6,03円である。歳入の内訳には、国庫支出金が106億1,878万2,147円と大きな割合を占めており、前年より252.6%の増加となっている。市長は、歳出においても各分野の効果的な施策を検討し続ける重要性を強調した。
これらの議案は慎重に審議され、特に感染症対策や地域福祉の強化が重要なテーマとして位置付けられる。また、教育長の任命や手数料条例の改正案も取り上げられ、議会は多岐にわたる課題に適切に対応していく姿勢を示した。
今後も、同議会は新型コロナウイルスの感染状況を注視しながら、迅速な対応を取る体制を維持するとの意向を示している。市議会の役割は市民の生活や健康を守るために、ますます重要になっている。
このように、北本市議会は地域の安全と福祉を守るため、引き続き慎重に事務を進めていく方針である。