令和2年第2回北本市議会定例会は、2020年6月22日に開催され、複数の重要なテーマが議論されました。特に、新型コロナウイルス対策に関する質問が多く挙がり、議員たちは市民の健康と安全を保障する施策を強く求めました。
村田裕子議員は、新型コロナウイルス対策として、中小企業への支援について具体的な要望をしました。彼女は、持続化給付金の申請の際に、高額な報酬を請求する行政書士による影響を指摘し、適正な価格での支援が必要であると強調しました。「富士見市や豊島区のように、市が支援窓口を設けているところもある」と述べ、北本市でも同様の取り組みが求められると述べました。
子どもへのオンライン学習の支援についても言及され、高額なデジタル機器の整備が求められました。「教育長の大竹達也氏は、国の政策に基づき、全児童に対して端末を配布する計画を進めており、教育環境の充実に努めている」と述べ、同時双方向型の授業の導入が必要であるとしました。
また、高齢者への支援が重要視されています。村田議員は、AIを搭載した見守りロボットの導入事例を挙げ、「地域包括支援センターなどで高齢者の見守りを強化する必要がある」と訴えました。健康推進部長の西村昌志氏は、高齢者の安否確認や健康状態の把握を定期的に行う必要性を強調しました。
廃棄物処理についての議論もなされました。新たなごみ処理施設の建設が白紙撤回されたことで、北本市では新しい施設の必要性が訴えられています。「三宮市長は、市民生活に影響が出ないよう、安定したごみ処理が必要である」と述べ、早期の整備理解が求められました。
最後に、保育士の負担軽減策についても議論されました。金森すみ子議員は、保育士の平均的な給与が低いため、負担が大きいことを指摘し、国が進める補助金の適用漏れについての改善を求めました。市民経済部長の田中正昭氏は、国の補助金施策を活用し、保育士の負担軽減に努めると述べました。