令和6年6月10日、北本市議会の定例会において、幾つかの重要な議案が審議された。その議題には、固定資産評価審査委員会委員の選任や人権擁護委員候補者の推薦が含まれていた。
まず、議案第37号に関する質疑は特に行われなかった。賛成票での採決が行われ、原案通りの同意が決まった。また、議案第38号においては、毛呂一夫議員が賛成討論を行い、「人権擁護委員へ敬意を表する」と述べ、再任に問題はないとの見解を示した。それに対しても質疑はなく、賛成全員で採決が完了した。
続いて、学童保育室設置に関わる議案第34号の審議が行われた。この案は健康福祉常任委員会に付託されることが決定された。
また、議案第35号については、桜井議員の質疑があり、建築基準法に基づく手数料条例の改正について確認が行われた。安全性の確保が第一条件であることを、嵐貞尚都市整備部長が強調した。
その後、議案第36号においても桜井議員が維持管理費の算出方法や近隣自治体との比較などについて質疑し、教育部長からは過去の決算を基にした見直しが行なわれた旨の回答があった。利用者の意見も取り入れた結果、料金のバランスが取れたとの報告もされた。
議案第39号にて新型コロナウイルスワクチン接種業務に関する補正予算が提案され、その中で工藤日出夫議員が過去の接種の影響について質疑し、市民への情報提供の重要性が再確認された。市長もこの点に留意すると述べた。
最後に、議請第3号が上程され、視覚障がい者への広報の音声データ化の充実を求める請願が紹介され、共通理解の形成と改善計画の策定が求められた。