令和3年第4回北本市議会定例会が、12月21日に開催され、各議案が慎重に審議された。
本会議は午前9時に開会し、多数の議案が上程された。特に、議案第64号、北本市営駐車場設置及び管理に関する条例の一部改正については、多くの議員から質疑や討論があり、その後、全会一致で可決された。議长の工藤日出夫議長は、その重要性を強調し、適切な運用を求めた。
また、議案第63号、北本市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部改正に関しても、詳細な質疑が行われた。日高英城総務文教常任委員長は、「不妊治療の特別休暇申請方法において、職員のプライバシーに配慮した内容に努める」と答弁した。
さらに、議案第65号の北本市国民健康保険条例の一部改正についても、質疑が行われ、少子化対策としての重要性が強調された。この改正に際しては、従来の厳しい審査を廃止し、掛金を軽減する一方で支給額を維持する方針が示された。
他にも、議案第70号に関する質疑では、北本市コミュニティ協議会の指定管理者選定が適正であるかの検討が行われ、「選定業者はこれまでの運営実績に基づき、適切であるとの判断です」との説明があった。指定管理料が増額される要因にも触れ、適正運営の観点から必要な措置であると結論づけられた。
また、議請第6号に関する請願は、不採択になる一幕もあった。日高英城議員は、請願者が非常に真剣に取り組んでいることを理解しつつも、具体的な内容に欠けている点を指摘し、反対討論を行った。この請願は市民目線での新ごみ処理施設の整備促進を求めていたものの、適切な手続きが求められるとの結論が出た。
最後に、会議は閉会の宣告をもって終了し、次回の議会運営に向けての準備が進められることとなる。議員たちは、よりよい市政運営を目指して活動を続ける意向を確認した。