令和2年第1回北本市議会臨時会が、令和2年5月19日に開催された。
主な議題のひとつは、議員報酬および期末手当の削減に関する特例法の制定で、議員の報酬を10%削減し、期間は令和2年6月1日から11月30日までとするものである。
黒澤健一議員(北本市議会)による提案説明があり、現状の市民生活に寄り添った形での議員削減を強調した。
質疑応答では、大嶋達巳議員が「議員報酬を削減する理由は何か」と尋ねた。
黒澤議員は、「新型コロナウイルス感染症の影響で困窮している市民への配慮から」と答えた。さらに、同議員は削減の期間と額が妥当である理由について説明を求める場面もあった。
また、議提第7号で提出された「新型コロナウイルス感染症対策の充実を求める意見書」についても審議が行われた。
桜井卓議員は、PCR検査体制の強化や医療機関への支援を求める意見書を提出し、議会の統一した姿勢が示された。
続く議提第8号の新型コロナウイルス感染症対策に関する決議については、渡邉良太議員が、生活困窮者や中小企業への支援の必要性を訴えた。
議会全体で市民生活を守る姿勢が明確に示された。
これらの対策は、多くの議員から相次ぐ支持を受け、全ての議案が可決された。議会は、今後も新型コロナウイルスの影響を受ける市民に寄与する施策を進める意向を示している。
新型コロナウイルスに対する市民の不安を軽減し、必要な支援策を推進することは、地域の絆を深め、市民の生活を安定させる重要な課題とされている。